「全国土の会」2016

2016/12/7 「2016年度JA世田谷目黒土の会研修会」が開催された。

 2016年12月7日、13:30よりJA世田谷目黒ファーマーズセンター2階会議室において、「2016年度JA世田谷目黒土の会研修会」が開催された。昨年に続いて2回目となる。東京農大土壌学研究室の卒業生でもある吉岡光章会長の挨拶に続き、研修会となった。今回は会員から依頼のあった49ヶ所の土壌診断分析結果を基に「Webみどりくん」の見方や、その結果に基づく土壌改良方法の方法などについて研修を行った。この地域の野菜畑・ぶどうやみかん園の土壌では、交換性マグネシウムの欠乏が目立った。
 途中の休憩後には、会議の都合で遅れて到着したJA世田谷目黒経営役員会会長で、ぶどう農園を経営する飯田勝弘さんの挨拶があった。後半の研修会では、野菜畑・ぶどう園・みかん園・ブルーベリー園各2ヶ所の土壌診断裁判が行われた。
 今回の研修会には、「全国土の会」の賛助会員であるナイカイ商事(株)が参加し、肥料営業担当の由井貴志さんによる苦土肥料の紹介が行われた。最後に、副会長の根岸真也さんによる挨拶で閉会となった。

 

 

 

2016/11/19 元祖「土壌診断裁判」がバージョンアップ

 「ふらの未来農業EXPO 2016」開催に先立ち、11月18日の午前中に恒例の「ふらの土の会土壌診断裁判」が開催された。今回より初代~現会長の3名が裁判員として被告と対峙し、施肥設計に対して適切なアドバイスを行った。裁判会場の盛り上がりもこれまで以上で、元祖「土壌診断裁判」がバージョンアップした。
 「ふらの未来農業EXPO 2016」終了後には、会場を中富良野町のホテル・ラテールに移し、「ふらの土の会」の懇親会が開催された。翌19日の午前中も土壌診断裁判が行われ、12:30に閉会した。

 

 

 

2016/11/18 富良野市主催の「ふらの未来農業EXPO 2016」で講演を行った。

 富良野市が主催した「ふらの未来農業EXPO 2016」の一環として、「土づくりゼミナール」で講演を行った。「ふらの土の会」会員を含めて約150名が参加した。富良野市と「ふらの土の会」とのコラボ講演会は、昨年11月に続いて2回目。

 

2016/11/9,10 「第28回全国土の会九州大会」が盛会裡に終了した。

 2016年11月9日(水)、JR熊本駅前のホテルニューオータニ熊本において、「第28回全国土の会九州大会」が開催され、全国各地から320名が集まった。
 13時、熊本土の会の池田敏郎さんの司会で開会し、大分土の会の衛藤 勲さんの開会の辞に続いて、会長挨拶、熊本土の会高木理有会長挨拶が行われた。その後、来賓を代表して熊本県農林水産部生産経営局の川口卓也局長の祝辞、来賓紹介が行われた。

 

 

 佐賀大学農学部の染谷 孝教授による基調講演、筆者による講演が続き、その後の休憩時間には、賛助会員のブース展示に人だかりができた。

 

 休憩終了後には、「実践! 土壌診断分析に基づいた施肥管理」をテーマにパネルディスカッションが行われ、奥野裕史さん(ふらの土の会)・角田茂巳さん(遠州土の会)・細川洋一郎さん(宮崎県会員)・池田敏郎さん(熊本土の会)から施肥改善事例が紹介された。

 

 

 18:30からは、鹿児島土の会長島俊紀事務局長の司会で情報交換会が開会され、加藤 浩副会長(埼玉土の会会長)と鹿児島土の会福崎正直会長から主催者挨拶、その後熊本県農林水産部の松森 信さんの乾杯と続いた。参加者200名による懇談の後、賛助会員である高知県の(株)古田産業古田信廣社長による中締めが行われ、20:30に閉会した。

 

 

 翌10日(木)には、熊本市会富町のJA熊本市野菜選果施設周辺で現地研修会が行われた。西日本最大の選果場と長なすハウスの視察と、ハウスに隣接する水田で土壌診断調査のデモンストレーションが行われた。

 

 

2016/9/1 「ふらの土の会」定期土壌診断調査がおこなわれた。

 「ふらの土の会」は1996年(平成8年)に北海道富良野市山部のメロン農家を中心に結成された。その後、周辺地域の畑作、水稲農家も加わり、現在会員は約70名。毎年9月に全会員参加の土壌診断調査と11月にはその結果を証拠とする土壌診断裁判が行われている。
 9月1日・2日の日程で行われた今年の土壌診断調査に久しぶりに参加した。8月30日には台風による豪雨により隣町の南富良野町で甚大な被害を被った。富良野市でも一部の地域で避難指示が出たが、大きな農業被害はなかった。調査前日の8月31日に富良野入りして、夕刻に富良野市の能登 芳昭市長と会見し、11月18日(金)に予定している富良野市とふらの土の会の合同主催による「土づくり研修会」などの打合せを行った。
 翌9月1日には、8時に志賀正幸初代会長の納屋に調査隊約20名が集合し、中山慎一会長の挨拶と打合せ後3班に分かれて調査を開始した。調査対象は全会員の圃場やハウスで、必ず会員が深さ50cm程度の試行を作成しておく、また調査時には必ず立ち会うことを原則としている。作付の都合などで参加できない会員のために10月の予備調査も計画されている。なお、調査隊には農家会員だけでなく、事務局のJAふらの職員、「ふらの土の会賛助会員」なども含まれていた。
 初日の調査終了後には、調査参加者の他に会員を含めて約50名が杉村鉄也前会長の納屋に集合し、バーベキュー大会が盛大に行われた。

 

 

 

2016/8/25 「埼玉土の会」平成28年度総会・研修会が開催された。

 JR深谷駅前の埼玉グランドホテル深谷で「埼玉土の会」の総会と研修会が開催された。15時に金井副会長の司会で開会、加藤会長を議長に総会が行われた。その後、筆者による講演が行われた。最近の全国土の会支部の活動報告に引き続き、今年4月以降の全国土の会土壌診断分析の改善点やその活用などについて報告した。今回の研修会には、全国土の会の賛助会員であるジークライト(株)・G-Better ・(株)ノザワ・産業振興(株)が参加し、講演後に各社から製品の紹介が行われた。
 夕方18時からは、清水副会長の司会で懇親会が行われ、20時に閉会した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/8/5 全国土の会東京農大青年部会が開催された。

 東京農大の前期定期試験が終了した8月5日の夕方、キャンパス近くの焼き肉店で、東京農大に在籍する全国土の会会員の子息・令嬢らを集めて「全国土の会東京農大青年部会」が行われた。参加者の出身地は、茨城県・長野県・山梨県・新潟県・神奈川県など。次回は、来年1月に開催予定。

 

 

2016/5/27 茨城土の会「第12回現地研修会」がつくば市で開催された。

 茨城土の会恒例となった現地研修会が今回で12回目となる。昨年は9月に予定されていたが、集中豪雨による鬼怒川決壊のため、急遽中止となった。2年ぶりに小雨の中、13:30につくば市上横場に集合し、安達会長の挨拶で研修会が始まった。先ずは、同地区の飯島秀幸さんと谷口浩二さんの野菜畑で、視察と土壌診断調査を行った。土壌断面の観察後、土壌試料を採取し、農大式簡易土壌診断キット「みどりくん」によるリアルタイム土壌診断分析を行った。その後、つくば市上郷の結婚式場に会場を移し現地圃場の検討会と筆者による講演を行った。夕方からは、同会場で懇親会が行われ19時に閉会した。参加者は約40名で、その中にはつくば分析センター、産業振興と山形県米沢市からジークライト、福島県いわき市からキクモクの4賛助会員も含まれ、検討会では、各社から会社説明も行われた。

 

 

 

2016/4/21 「やまがた土の会研修会2016」が開催された。

 4回目の「やまがた土の会」研修会が、4月21日(木)に山形県米沢市板谷のジークライト(株)会議室で開催された。13時より、高梨義崇会長(ブドウ農家)の挨拶に続き、「土壌診断と土づくり」と題する講演を行った。その後、第二部として10人の会員を被告とする土壌診断裁判が行われた。3月に各自が採取した土壌の分析結果が、証拠として使われた。普通作物や野菜畑とは異なり、樹冠下に土壌改良資材を肥料を散布し、耕さない果樹園土壌の施肥では、表層でのリン酸蓄積や作土での土壌酸性化が生じやすい。鹿児島や静岡のみかん園と同様の課題が提起された。参加者は会員10名と事務局のジークライト(株)社員であったが、中身の濃い研修会となった。夕方からは、会場を米沢市内の馬肉専門店に移し、情報交換会が行われた。
 なお、研修会会場となったジークライト(株)板谷工場は高品質ゼオライトが採掘されている板谷鉱山のど真ん中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/4/16 「鹿児島土の会設立記念講演会」が盛会裡に終了した。

 「平成28年熊本地震」の影響で開催が心配された「鹿児島土の会設立記念講演会」が予定通り、鹿児島県出水市の音楽ホールで開催された。
 13:30に鹿児島土の会長島俊紀事務局長(有限会社長島商店代表取締役)の司会で開会された。福崎正直会長(鹿児島県農業経営者クラブ会長:ジャガイモ栽培農家)の挨拶に引き続き、「さあ始めよう! 健康な土づくり」と題する鹿児島土の会設立記念講演を行った。会場には、地域周辺の農家の他、鹿児島県の普及指導員を含めて約80名が参集した。その中には、「後藤 逸男のHP」を見て福岡県から駆け付けた熱心な農家の含まれていた。音楽ホール内のホワイエには、鹿児島土の会の協賛メーカー(16社)の展示コーナーが設けられ、講演途中の休憩時間には多くの参加者が集った。講演終了後には、農家や普及指導員からの質問が寄せられた。最後に、長井正一副会長(鹿児島県農協果樹部連合会会長:柑橘農家)の閉会の辞で幕を閉じた。
 その後、会場を出水市内の結婚式場に移し、盛大な情報交換会が催された。鹿児島土の会のメンバーには柑橘類栽培農家が多く、情報交換会の中では、柑橘園の土壌酸性改善対策が今後の課題であることが確認された。
 講演中にも熊本地震の余震を感じた状況の中、鹿児島土の会の活動が本格的に開始された。熊本県を中心に続いている地震の早期終息と被災地の復興を願うばかりである。

     設立記念講演会次第と会長挨拶・協賛団体は、こちら。

 

 

 

 

 

 

 

2015/2/15 新たに「鹿児島土の会」が設立された。

 詳細は、こちらをご覧下さい。

 2016年4月16日(土)に「鹿児島土の会設立記念講演会」が開催されます。

2015/2/15 「現代農業3月号」でふらの土の会の活動が紹介された。

 詳細は、こちらをご覧下さい。

 

★「第28回全国土の会九州大会」を11月9日(水)・10日(木)にJR熊本駅前で開催

           

   案内は、こちら。